第80回、第81回国際協力機構債券(国内財投機関債)「ジェンダーボンド」の発行条件を決定
2024.11.21
独立行政法人国際協力機構(JICA)は、2024年11月21日、第80回、第81回国際協力機構債券(国内財投機関債)「ジェンダーボンド」の発行条件を以下のとおり決定しました。
第80回国際協力機構債券
発行額:200億円
期間:5年(2029年9月20日償還)
発行日:2024年11月28日
利率:0.820%
発行価格:額面100円につき100円
応募者利回り:0.820%
担保:一般担保
上場:TOKYO PRO-BOND Market
共同主幹事:SMBC日興証券株式会社(事務主幹事)、岡三証券株式会社、大和証券株式会社、東海東京証券株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(※事務主幹事以外は50音順)
取得格付:株式会社格付投資情報センター:AA+、ムーディーズ・ジャパン株式会社:A1、スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社:A+
第81回国際協力機構債券
発行額:100億円
期間:10年(2034年9月20日償還)
発行日:2024年11月28日
利率:1.181%
発行価格:額面100円につき100円
応募者利回り:1.181%
担保:一般担保
上場:TOKYO PRO-BOND Market
共同主幹事:SMBC日興証券株式会社(事務主幹事)、岡三証券株式会社、大和証券株式会社、東海東京証券株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(※事務主幹事以外は50音順)
取得格付:株式会社格付投資情報センター:AA+、ムーディーズ・ジャパン株式会社:A1、スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社:A+
新型コロナウイルスの感染拡大及びその後のグローバル経済の混乱により、特に開発途上国において女性の所得機会や教育機会の減少・喪失、家庭内暴力の増加等の問題が深刻化しました。コロナ禍において拡大したジェンダー格差は今日まで回復しておらず、ジェンダー公正の達成に必要な年数は長期化しています。
当機構は、組織のミッションである「人間の安全保障と質の高い成長の実現」の達成に向けて、課題別事業戦略「ジェンダー平等と女性のエンパワメント」の下、一人ひとりが性別にとらわれず、それぞれの能力を発揮できる社会の実現を目指しています。具体的には、女性の経済的エンパワメントの推進、女性の平和と安全の保障、ジェンダー平等なガバナンスの推進等を通じて、社会や組織における差別的な制度・仕組みを是正し、女性・女児の実現可能力の強化及び社会や人々の意識・行動変容に取組んでいます。
当機構は、2021年9月に国内で初めてジェンダーボンドを発行しました(資金充当完了)。ジェンダー平等・女性のエンパワメントに向けた取組みをより一層強化しており、本債券を二回目の「ジェンダーボンド」として発行いたします。
なお、本債券は、「JICA ソーシャル/サステナビリティボンドフレームワーク」(2023年4月7日公表)に基づくサステナビリティボンド(注)として発行され、調達資金は、本機構の有償資金協力事業に充当される予定です(但し、石炭火力発電事業への出融資を除きます)。
なお、本債券は、TOKYO PRO-BOND Marketに上場する予定ですが、金融商品取引法第二章の適用外となる財投機関債であり、特定投資家向け私募に該当しないため、一般投資家を含む全ての投資家への販売が可能です。譲渡制限も無く、流通市場での売買においても同様の取扱いとなります。
(注)サステナビリティボンドとは、社会的課題及び環境課題の解決に資するプロジェクトの資金調達のために発行される債券です。SDGs・ESG投資の対象となる債券です。
(担当)
財務部 財務第一課
(TEL: 03-5226-9279)
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