田中理事長がUNDPのシュタイナー総裁と会談
2024.12.18
田中明彦JICA理事長は、12月16日、国連開発計画(UNDP)のアヒム・シュタイナー総裁とJICA本部で会談しました。
冒頭、田中理事長は、日本の国際協力70周年という節目でのシュタイナー総裁の来訪を歓迎するとともに、UNDPとの連携関係がますます進化しており、今後もJICAと人間の安全保障の概念を共有し共創し続けるパートナーとして、協力関係を強化していきたいと述べました。
シュタイナー総裁は、今回の面談機会とこれまでの連携協力に対するJICAへの感謝の意を述べるとともに、今後は民間セクターの動員と革新的デジタルソリューションの活用をとおして、TICADなどのプラットフォームを発展させていくことが重要であると強調しました。さらに今後は、中東情勢を含む政治的に不安定な状況をはじめ、様々な地球規模課題の解決に貢献していくためにも、引き続きJICAとの連携を促進していきたい旨の発言がありました。
さらに田中理事長は、政治的混迷や経済的制約などの多くの困難に直面している今だからこそ、より良い未来を描き、その実現に向けた開発協力の方法を模索し取り組むことが重要であると強調しました。UNDPとは引き続き現場での連携だけでなく、互いの共創事例を国際社会に発信しながら、多様な開発アクターとの協力や協調をUNDPと共に呼び込んでいきたいと述べました。
シュタイナー総裁(左)と田中理事長(右)
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