JICAでは、効果発現のプロセスの確認及び分析の深化を目指した「プロセスの分析」の手法の整理に取り組んでいます。具体的には複数の分析アプローチを用いて、いくつかの事業で「プロセスの分析」を試行しています。
分析アプローチの一つ、「プロジェクト・エスノグラフィー」は人類学のフィールド調査の記録手法であるエスノグラフィー(民族誌)を用いて開発プロジェクト(事業)の実施プロセスを記録する手法です。当該事業の受益者だけではなく、支援者側も含む幅広い関係者による多角的な視点から「現場」のリアリティーを再構築し、それを物語のフォーマットで記述している点が特徴であり、これにより、読者に現場を追体験させ、自ら実践的な教訓を引き出す一助とすることを企図しています。
このようなプロセスへの着目は国際開発機関の間で国際的潮流・共通の関心事項となっており、JICAの取り組みはこうした方向性にも呼応しています。
関連資料
分析結果
- 「デリー高速輸送システム建設事業」(インド)プロジェクト・エスノグラフィー (全文)
- (和文)(PDF/401KB)
- (英文)(PDF/912KB)
- 「ニャンザ州保健マネジメント強化プロジェクト」(ケニア)事後評価におけるプロセス分析-(PDF/2.39MB)
- 「マンムナイ橋梁建設計画」(スリランカ)プロセスの分析(PDF/1.68MB)
- 「人身取引被害者保護・自立支援促進プロジェクト」(タイ)プロセスの分析(全文)(英文)(PDF/1.46MB)
- 「教員間の校内相互研鑽強化プロジェクト」(ルワンダ)に係るプロセスの分析(PDF/1.88MB)
- 「現職教員研修制度支援を通じたキャパシティ・ディベロップメントの調査」(ザンビア)に係るプロセスの分析
- (和文)(PDF/1.78MB)
- (英文)(PDF/1.92MB)
- 「空港・港湾案件の効果発現/案件立ち上げに関するプロセスの評価」(ベトナム)に係るプロセスの分析
- (和文)(PDF/9.68MB)
- (英文)(PDF/8.35MB)
(注)関連する事後評価報告書は事業評価案件検索をご覧ください。
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